1月5日。この日の朝7時ころの気温は、-0.8℃。この時期としては、気温は高めだが、でも氷点下の朝は、今の時期では当然である。
玄関入り口のサーモデーターを見てみますと・・・。
玄関の壁表面温度は15.9℃を示しています。玄関ドアは、断熱性能D2タイプ(熱貫流率1.79W(㎡・K))ですが、ドア枠付近で7.9℃を示しています。室内の床付近は16℃前後ですが、天井に近づくにしたがって温度が上がり、壁面温度は18度前後を示しています。
エアコンの設定温度は15℃なんですが・・・。
冷暖房エアコン付近はどうなっているでしょうか・・・・。
冷暖房エアコンの吹き出し口は28.7℃を示しており、無茶苦茶暑い空気が噴出していないことがわかります。この場所での壁面温度は18.2℃で、エアコン設定温度を十分満たしているからでしょう。
1階のリビング・ダイニングのテラス戸付近を見てみると・・・。
テラス戸の床付近の窓枠は6.3℃を示しており、触っても冷たいのですが、室内側の床は16℃前後と10℃ほど差があります。これは、床下からの暖かい空気が流れているため。窓面のダウンドラフトを解消しています。だから、室内側の床は冷たく感じません。様々な種類の床暖房の建物とは違って、特別な床暖房機器は組まれていませんから、光熱費として掛かるのは冷暖房エアコンだけです。
デジタル風量計で床面のガラリを計測すると、床下から18℃の空気が0.59m/sの速さで流れているのがわかります。
2階はどうなっているでしょうか・・・。
1階と同じように、窓下側から室内へは冷たい空気は入ってきていません。2階は無暖房ですが、下から温かい空気が流れてくるので寒くないのですね。ここでも、室内側の壁面温度は18.4℃を示していますから、日が当たらなくても暖かいのです。
2階ロフト天井の排気口です。ここから、室内の汚れた空気が排出されます。
この日、デジタル風量計で計測すると、17.8℃の空気が1.47m/sの速さで排出されていました。およそ94㎥/hの換気量です。