≪薫風の家≫の仕組み


基本性能

基礎 ウレタンサンドイッチパネル工法コンクリートべた基礎

構造 木造軸組み造 平屋~3階建て

耐力壁 外周面全面構造用合板張り、内部 筋交い配置(規定による偏心率のバランス配置)≪長期優良住宅耐震等級3レベル≫

外装 ウレタンパネル張り窯業系サイディング仕上げ(他仕上げ可)

屋根 断熱層3層+通気層+GL鋼板立ハゼ葺き(他仕上げ可)

窓  樹脂サッシ+LOW-Eペアガラス

ドア 金属製熱遮断構造+LOW-Eガラス

気密性能 2㎠/㎡以下

目標外皮平均熱貫流率 Ua=0.4W/㎡K以下(北海道基準(1地域)0.45以下)

 

夏の場合

 夏季は、日射熱の上昇により、外気温が高まります。その影響は、建物室内にも及びます。外気の取り入れ方と排気を上手に組み合わせなければなりません。

 ≪薫風の家≫は、給気口を北側に配置することで日陰の涼しさを室内に引き込みます。引き込まれた空気は、室内からの排熱とともに屋根面に設置した排気筒から排出されます。

建物の設計時点で、高所換気窓を必ず設置しています。この操作で、小屋裏に引き込まれた暖気も外部へ排出されます。その結果、室内環境は猛暑の時期でも過ごしやすい環境を保たれています。

 また、近年、猛暑日が連続する日が増えています。室内での熱中症予防のため、冷房空調機としてルームエアコンを建物の容量に応じ、必要とするレベルで設置しています。

 


冬の場合

 冬季は、窓からの排熱もあり、暖房機能は必要不可欠となります。そのため、暖房機器の選定をすることとなりますが、≪薫風の家≫では、暖冷房エアコン(壁掛け型)を主に導入しています。操作が簡単で、煙突掃除などの面倒なメンテナンスが必要ないためです。また、将来の機種交換にも十分対応可能なためです。

 

 暖冷房エアコンで作られた暖かい空気は、上昇します。

その上昇した熱を帯びた空気を床下に送り込み、全館の床から排出されています。窓面のコールドドラフトもそこで解消されるため、室内は温かく過ごせます。

 

 


《薫風の家》は、基礎が要です。

 

防蟻性能を持つパフォームガードを断熱パネルとして、

 

内、外にめぐらし、コンクリートを打ち込んでいます。

 

だから、季節を問わず、床下は安定した温度で、

 

害虫の侵入もないのです。

 

 


《薫風の家》は、外断熱が基本です。

 

外断熱にこだわる理由が、

 

将来にわたって、安定した性能を保たせるためです。

 

柱の間に断熱材を入れる充填断熱は、

 

木やせなどの影響で、隙間が生じる恐れもあります。

 

隙間が生じると、外からの空気も入り込みやすくなるため、

 

壁内に結露を発生させ、建物にカビを生じさせる原因となるためです。

 

外断熱にして、外から建物全体をくるむことで、

 

建物の性能を安定させているのです。

 


《薫風の家》は、屋根面の断熱にもこだわっています。

 

それは、室内の上昇した空気を逃がさないようにするため。

 

断熱層を3層にすることで、密閉度を高めています。

 

密閉度を高めることにより、

 

パッシブ換気能力を向上させているのです。

 

屋根面の断熱層のおかげで、

 

屋根裏は、常に快適な温度に保たれます。

 

だから、屋根裏部屋を物入れとして活用し、

 

油絵など保管しても、痛めることはないのです。